やあ。僕たちはまたとんでもないペダルを作った。
Habit vs.
著 Joel Korte
僕たちは何故こんなことを繰り返すのだろう?
blooperのプロジェクトをスタートさせたのがおよそ4年前で、それは本当に奇妙で刺激的なチャプターの始まりでもあったんだ。私達が取り組んできたことのどれよりも壮大で、多くの部分において物事を「正しく」調整する必要があった。MOODはその開発の過程の中で生まれた、今思えば必然的なものだったかもしれない。blooperに比べたらMOODはより偶発性を求めていて、また違ったキャラクターを持っていたんだ。特に何かを意識して開発したわけではなく、楽しければ全てOKだった。
Habitはそのファミリーの一番末っ子であり、最も野心的な存在だ。
blooper = ループに着目
MOOD = アンビエンスに着目
Habit = ディレイに着目
私たちはHabitをイメージするのに最も伝わりやすい言葉として、「音楽的なスケッチパッド」と呼んでいる。ノートにぼんやりと落書きを描いていくような感覚を、そのままペダルに落とし込んだんだ。今プレイしているこの瞬間から離れて、同時に過去へも思いを馳せることができる。その両方を、同時に行うことだって可能だ。Habitに入力されるサウンドは最大3分のメモリーへ全て記録されていて、いつでもそれらを再訪できる。2分前のサウンドを集めてループさせたり、古い演奏と一緒にハーモニーを奏でたり、今までは不可能だった複雑なエコーパターンも構築できるんだ。
Habitは本当に新しい感覚のエフェクトだから、いざマニュアルや資料を作る段階でパニックになってしまった。みんなにこの面白さが伝わる?半分はエフェクトで、もう一方では楽器のようでもあるこのデバイスを。
そういう不安を落ち着かせてくれたのは、このペダルは「楽しい!」という事実だ。本当に楽しいペダルなんだ。ずいぶんとディープなところまで潜れるけど、複雑ではなく、ただ新鮮なんだ。
"このペダルは、誰しもがクリエイティブなマンネリから抜け出すことができる救世主かもしれない。Collectモードにして10分間ナンセンスなプレイをして、それを全て録音する。そのうちインスピレーションを受けた部分だけ取り出して、また曲を作るだけ”。
プレイしたあと、それとは関係ない別のエコーが聴こえるのは、最初は奇妙に感じると思う。でも本当に面白いし、更に発展もできる。Habitが最終的にどこに行き着くのか、僕たちにも想像できなかった。正直なところ僕たちもまだ学んでいる最中で、本当に驚いてるんだ。だから、ここで書くこともまだ曖昧なことばかりだ。
Habitがどこまで行けるか、どんな風景を見せるか、共に旅をして欲しい。Habitはきっと貴方を混乱させる。慣れ親しんだものへちょっとアレンジを加える程度じゃなくて、本当に新しいものだからなんだ。
とってもワクワクしてるよ。
Habitの探検を助けるためにボードゲームまで作ったからね。
真面目なまとめ
Habitは実に冒険的なディレイだ。ペダル本体で即興の楽曲を録音でき、ノブ一つで演奏全体を操作できる。もちろん、ディレイ音だけを作ることも可能だ(むしろぜひやって欲しい)。
ほぼ間違いなく、新たな音楽の道が開けるはず。そしてその実現を支援するため、僕たちは膨大なサポート資料も用意した。
気にかけてくれてありがとう!